・小説を書く 〜でも、その前に〜

小説をこれから書こうと思っている人向け(多分)に、自分の考えを整理してみました。

自分自身の確認の意味も込めて。尚、基本的な文章作法等についてはほぼ言及しません。




自分にも、もちろん「小説を書こう!」と思い立った時期がありました。

しかし、普段から小説を読み慣れている人ならともかく、そうでない人は「さて、早速書くか」とはなかなかならないと思います。

ここでは、自分が小説を書き始める前にやっていることを書いていこうと思います。

※書き慣れている人でも見切り発車は危険なのですから、素人さんなら尚更。脱線はほぼ免れません。



まず始めに、テーマを決めます。

「テーマってなんぞや?」と思われる方もいるかもしれませんが、難しいことではありません。

簡単に言えば、テーマとは、自分がその作品で何を描きたい何かです。

出来るだけ自分の中で明確な方がいいですね。代表的なものでは、愛やら友情やら。

この辺りは自分でじっくり考えましょう。

ただ、テーマはしっかり決めるのが無難です。

何が描きたいのかわからない作品は読んでて決して面白いものにはなりません。



テーマを決めたら、それをどんな風に表現するかを決めましょう。

ジャンルを決め、その上で世界観設定をしていきます。

ここも作者さん依存となってしまいますが……。

どうしても思いつかない場合は、現代をそのまま舞台にするのがいいと思われます。

読者さんも、現代を舞台にすれば、既に世界観はわかっているわけですからね。

物語に携帯電話を出したからといって、携帯電話について克明に描写する必要はないわけです。

※独自の設定があると好ましいです。書き方によってはマイナスになりますが……。そちらについては後ほど掲載予定。



次に登場人物を考えます。重要ですね。

人物を考えるときは、その人物の役割を考えて決めるようにしています。

例えば恋愛物なら、主人公、主人公が好意を寄せる女性、主人公の友人で相談役、主人公に好意を寄せる女性……

役割を考えていけば、物語に必要なキャラをどんどん派生させられるということもあり、破綻も少ないです。

※そんなの関係なしに「○○なキャラ出したい!」というのもわかります。でも、物語に無関係なキャラなら、涙を呑んでください。



そのキャラについて、質問が多い二つの項目について話します。

「名前の付け方」「キャラを書き分けるためには」という二項目です。

まずは名前について。

自分は、名前の響きとそのキャラに合うかどうかを重視して決めています。

気をつけているのは、名前の最初の文字、その母音(a,i,u,e,o)です。

個人的には、統一されていないのが望ましいと思われますね。

自分のオリジナル小説『勇者のススメ』を例に挙げると、


(a)サーザイト・(u)ルーヴェイン

(i)イリス・(a)アースグランド

(e)エンジェレット・(e)エヴァーグリーン

(u)ククルー・(i)シルファニー

(u)ユユ・(u)フレイリー

(o)ローレンシア・(a)アルテラス




出来るだけ母音を散らそうとしているのがわかると思います。



あとは、名前自体に意味を持たせるという人もいますね。

上記のキャラの場合は、イリスが雄大な大地で伸び伸びと、といったイメージで。

エンジェレットの場合は、風の吹き抜ける草原を駆けるイメージ、ククルーは風の精、ユユは火、といった具合です。



よく見かけるのは、名前を規則的に決める方法です。

四人のキャラ「春夏秋冬」の漢字をそれぞれ使うだとか、苗字に「東西南北」の文字を入れてみたりだとか。

双子のキャラに似た名前をつけたり、対応した名前をつけたりするのも、大よそこれに当てはまりますね。

名前に困った時に、使えない手ではありませんね。

※個人的に、自分はあまり好きな考え方ではありません。もちろん、この考え方で付けられた名前で、いいものはたくさんあります。



次に、キャラの書き分けについて。

実際にどう書き分けているかではなく、あくまで書き分けるために決めておいた方がいいと思うことを書きます。

なにはともあれ、性格を決めましょう。

ここで出来るだけ、自分の中でそのキャラの印象を明確にすべきです。

例えば、一言に「大人しいキャラ」と言っても、人見知りするかしないか、等でも書き方は変わってきます。

ここでちゃんと決めておかないと、キャラの性格崩壊が始まり、とんでもない作品になります。

※一番最近見た中では、面倒臭がり屋なはずの主人公が、物語冒頭で怪異に巻き込まれた際、
ヒロインに誘導されつつもノリノリで敵を撃破する……なんて作品。
思わず失笑されてしまうような作品にならないよう、十分注意する必要があります。




最後に、物語の大筋を考えます。

自分の場合は、大抵テーマと同時に、物語の始め方と終わり方を考えていますね。

起承転結の「起」と「結」を考えておくわけです。

始まり方は重要ですし、最終的にどこに向かうのかわかっていないと物語は迷走します。







まとめ。

まず書く前に、テーマ、世界観、キャラ設定、大まかな流れをちゃんと決めましょう。



2008年6月17日 Jan




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